オウムと歴史修正主義者

読み始めた『戦後最大の偽書事件《東日流外三郡誌》』が
面白い。あとがきの中に、この偽書にいち早く共鳴したの
がオウム真理教の麻原彰晃だったと書かれています。
麻原は、月刊誌「ムー⌋の執筆者だったらしい。
オウム真理教に引き寄せられた高学歴な若者が多かったこ
とに小林よしのりさんは、「現世はいずれ滅ぶ。だが麻原
に帰依すれば世界を救済する存在になれるのだ❗そう言わ
れたら、自分にはまだ中途半端な実力しかなく、社会じゃ
大して通用しないという現実を、直視できない若者は、幼
稚なプライドを満足させてくれるオウムに、いともたやす
く吸い込まれてしまう⌋と書いています。
このことは、ネトウヨの現状をも言い表しているのかも知
れません。
中世研究者の呉座勇一さんは、「陰謀論者は《真実》とい
う言葉を連発することで《陰謀論こそが真実の歴史なので
あり》、世間一般で信じられている歴史像は偽りの歴史と
いう方向に強引に持っていくのだ⌋と言う。「妙に使命感
が強いのも特徴だ⌋とか。
それを、著者の斉藤光政さんは「まさに、オウムそのもの
ではないか⌋と書きます。
私には、「南京虐殺はなかった⌋とか、「従軍慰安婦はウ
ソ⌋と言っている人たちそのものではないかと読めます。

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