最近、読んだ本

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『八番目の花が咲くときに』の《あとがき》に作者・櫻井千姫は書いています。
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この世界はまだまだ、弱肉強食の世の中です。
強い者が勝ち、弱い者が負け組と呼ばれて生きていく。
その「強い」とか「弱い」とか「勝ち」とか「負け」の定義も、誰かが決めた
曖昧なものに過ぎないというのに。そんな世界において、稔はちょっと
特殊な立場にあります。自閉症という障がい故に、枯れにとって世界は
そもそも他の人と違うものなのです。
しかし世界は障がいを持っている稔を「弱者」のカテゴリに入れ、蘭花や
その両親たちを苦しめます。この世界が、「強くなり、勝たないと素晴らし
い場所ではない」という従来の基準から自由羽になっていれば、そもそも
この物語は成立しなかったでしょう。
世の中はそうそう変わるものではありませんが、平成が終わり、新しい時
代を迎えている今、私たちはそろそろ、弱肉強食の思想そのものを見直
すべきではないでしょうか。
稔や萌音のような人たちが、そして私たち自身が、今よりも幸せな人生を
生きてくために。だって、誰だっていつ「弱者」になるかわからないですから。
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櫻井千姫の本は、『70年分の夏を君に捧ぐ』と『天国までの49日間』に次い
で3冊目です。先の2冊が良かったので著者の名前だけで手に取りました。
期待は裏切られませんでした。
自閉症の弟がいる国枝蘭花は、同じ中学校の生徒がいない高校に進学し
た。弟のことで関わりたくなかったからです。ショップ店員希望で洒落たピア
スをしている七原 南、美容師志望でメイクと髪形命の増村千香、看護学校
進学を目指す戸田陽菜代と4人グループを作っている。
南と千香に誘われて進学校・翔栄高校との合コンに参加した蘭花は医者志
望の三田村と意気投合してつきあうことになる。
弟の稔は、植物図鑑をすべて暗記していて蘊蓄を蕩々とつぶやく習性がある。
そして、人の頭に咲く花の色(オーラ)が見える。悲しいとき、嬉しいとき、苦し
いとき、といった具合です。七色の花が見える稔が8番目の花が見えたという
ところで物語が終わります。

『高校事変』松岡圭祐は、「総理が訪問中の武蔵小杉高校を武装勢力が占拠」
するが女生徒・優莉結衣の活躍で解決するという物語です。優莉結衣は、平成
最大のテロ事件を起こし死刑となった男の娘、という設定です。
何やら想定できる組織が浮かんできます。
そして、八幡総理は安倍首相ではないかという設定にもなっています。また、従
軍慰安婦問題にも言及します。映像では見たくない場面が次から次と出てくる
のですが、どうなるのか気になってつい読んでしまうストーリーです。

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