奇跡のレッスン

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2014年に放送されたNHK「奇跡のレッスン」は素晴らしい番組でした。世界の一流コーチによる一週間の指導で子どもたちがどんどん変わって成長する場面に感動しました。そして、そこに教育の課題を見ていたことを思い出しました。その番組が本になっていたことは知らなかったのですが(2016年発刊)読んでいくと部活動の指導者だけでなく教師にとっても大事なことが分かる本でした。
テレビ番組で私が先ず感動したのがサーカー編のミゲル・ロドリゴ(フットサル日本代表監督=当時)でした。
「あれもダメ、これもダメだと否定ばかりして子どもの考えを勝手に狭めるべきではありません。まずは子どもの判断を尊重してあげること。そうでなければ、子どもは決断することを恐れるようになるでしょう」とミゲルは言います。そして、「どの子どもにだって必ず光るものがあります。それを必死に探してほめます。それによって、子どもは自分の決断に自信を持てるようになるのです」とか「外から押しつけられたことなどあっという間に忘れてしまう。でも、自分で見つけた答えなら、一生忘れることはありません」と教え込むのではなく答えを自分で発見させることを大事にしています。
練習中、ディフェンスのR君が自陣で中央に向かってドリブルをし、そのボールを相手に取られてそのまま失点につながってしまうという場面がありました。この時、ミゲルはR君を呼び止め、声をかけました。「R、ボールを取られても問題ない。誰だってミスはする。ミスから学べばいいんだよ。問題ない! 次に取られなければいいんだ」
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結果を求めすぎない。子どもと一緒に目標を探っていく姿勢がそこにあります。
「僕が好きなのは、練習を止めてほめること。ミスを指摘するためでなく、ほめるためにプレーを一度止めて、みんなの注目を引く。個人的にはスキンシップも好きだよ。言葉と体の両方でパワーをあげる。声のトーンも大事だけど、全身で伝えること。子どもは瞬時に反応するから、できるほめ方を総動員するんだ」とミゲルは強調します。教師としても大切な姿勢だと思います。
テニス編のダヴィッド・サンズ・リバス(スペインテニス協会のコーチ部門ディレクター)も私が中学校でテニス部の顧問だったり、現在、地域でテニス愛好会をやっている関係で興味深く視聴した番組でした。
ダヴィッドが指導したのはテニススクールの選抜チームに所属する子どもたちでプロテニスプレイヤーを目指す子どももいます。自信のある子どもたちはミスをすると苛立ちラケットを投げつける子もいました。ダヴィッドは、「コートで起きたことはラケットのせいじゃない。自分自身の責任だよ」と言います。そして、イライラして泣きだした子には、「泣かないでゲームを楽しもう。楽しんだ者がいちばん強いんだ。だから笑え」とアドバイスします。楽しんだ者がいちばん強いんだ。これは重要な観点だと思います。
ゴルフの渋野日向子が証明しています。

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