虐殺を否定するトリック

『トリック』加藤直樹(ころから)は、関東大震災のときに起こった《朝鮮人虐殺》をなかったことにしたい人たちの手口を明らかにした本です。
「虐殺否定論とは認識の誤りではなく、人をだます目的で仕掛けられたトリックなのだ」と書く著者は、虐殺否定論のバイブルともいうべき『関東大震災《朝鮮人虐殺》はなかった』を書いた工藤美代子・加藤康男夫妻のインチキを明らかにしていく。
そして、著者は「虐殺否定論者と論争すべきではない」と言い、その根拠を次のように書いています。
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虐殺否定論の意図を考える上で参考になるのが、ホロコースト否定論を批判的に研究する米国の歴史学者デポラ・E・リップシュタットの言説でsる。リップシュタットは、17年12月に日本でも公開された『否定と肯定』という英国映画のモデルとなった人物だ。その著書『ホロコーストの真実』の中で、彼女はこう指摘している。
否定者は、論点が真っ二つに割れていて、自分たちがその《一方の立場》にあると認知されたいのである。
つまり、ホロコーストが実際にあったか否かについて2つの対立する学説がある、という構図さえ持っていければ、否定論者の《勝ち》だということだ。そうなれば一般の人びとは、歴史の素人である自分にはどちらが正しいか分からないので判断保留にしようとか、真実はたぶんその中間にあるんだろうとか考えるようになる。これが否定論の《機能》である。
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