関寛斎と「なつぞら」

司馬遼太郎の小説『胡蝶の夢』に登場する関寛斎は、阿波徳島藩(蜂須賀家)から官軍の野戦病院長となり戊辰戦争に従軍した。戊辰戦争後は、一介の開業医として過ごし、明治35年73歳の時に北海道・十勝の陸別に移住する。開拓する場所は札幌農学校に学んだ4男・又一が選定したと言われています。
又一の卒業論文は「十勝国牧場設計」という表題がついています。その中で気候について次のように書いています。
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天然要素中、気候は農耕上に大なる関係を有すと雖も、人力を以て左右するを得ざるが故に、土地利用上、気候は大に注意するに値するものなり。本牧場の所在地たる十勝国は石狩国に比して気候寒冽にして冬期厳寒の時は零度以下30に達する事あり。積雪は平年僅々一尺五寸乃至弐尺に過ぎずして、気候寒冷なるが為め、其積雪の深さも浅く、融雪期も従て速なり。其沿岸地は初春より晩秋の間は常に海霧起こり、作物の生長を害する事甚だし。然れども之は牧畜に何等の障碍を与へざるが故に、十勝国は一般に牧場として起業するに適す。
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朝ドラ「なつぞら」の舞台が十勝・帯広で柴田牧場は陸別で撮影された。先日に書いたように天陽くんの家・アトリエは帯広市にあるのですが十勝の各地にロケ地はあるそうです。
関寛斎のことを考えると草刈正雄が演じた祖父・柴田泰樹に通じるものがあると思います。

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