教員の質

研究会仲間の塩崎さんがフェイスブックに次のように書いています。
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教員採用試験の競争率が全体的に下がっています。その影響として、教員の質が下がるという声をよく聞きます。確かにそういったこともあるのだとは思いますが、教師の質?は競争倍率でのみ考えることは疑問です。教師は、子どもたちから学び、子どもたちによって「教師」になることができると考えています。
そんな子どもたちとの時間を削って上からの研修を強めたり、教育方法を一方的に統一させたりしていては、質の向上がはかられるはずがありません。教師の数を増やして、教師一人ひとりの、異常な負担を少しでも減らすことが、まずやらなければならないことです。
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神戸の教師たちによる若い教師への「いじめ」事件によって、教師に対する風当たりが強くなっています。「なんて酷い教師なんだ!」という世間の風潮は加害教師たちを非難する構図になっています。待機処置による給与をもらっていることに対する感情的な世論に押されて神戸市はなんとも言えない条例を採択しました。これは大変なことです。
加害教師たちの問題に矮小化してはいけないと思います。教育行政のシステムがこの事件の根底にあります。塩崎さんが看破しているように教師を締め付けることが解決策にはなりません。「スタンダード教育」と揶揄される教育行政のシステムを問題にしないで加害教師たちの資質に帰結させようという意図を感じることがあります。塩崎さんが「教師は、子どもたちから学び、子どもたちによって《教師》になることができる」と言っていることに同感です。
私が教員になった頃、公務員の給料はとんでもなく少なかったのです。私の初任給は38000円でした。教員になる前にアルバイトで新聞配達をしていた時に45000円もらっていました。公団の家賃が25000円でしたから残りは13000円です。しかし、田中角栄が首相になって教員の人材確保のために教員の賃金を上げたのです。そのために教員採用試験の競争率が上がったとも言われています。教員の質が上がったかどうかはわかりません。

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