『15歳、まだ道の途中』高原史朗(岩波ジュニア新書)

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学級通信「道の途中」には、生徒の意見・感想が掲載される。学級始めの時期に級友との紙上交流は納得できる方法です。
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それにしても、クラスのみんなの「心配なこと」が書かれた学級通信は壮観だった。僕たちは普段、「心配なこと」なんて話さない。たまーに誰かが言い出しても、上段のようにカルーく扱い、さりげなくスルーする。そういうものだ。
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『15歳、まだ道の途中』高原史朗(岩波ジュニア新書)は、実践記録ではなく小説です。中学3年生の清宮和也と服部淳史は、お笑いコンビを結成して学校生活を楽しんでいる。担任の野口先生の道徳授業は哲学的で面白い。ここは高原さんの「道徳授業」批判でもある。10のエピソードで成り立っている小説だが読みやすくて一気に読み終えた。エピソード3では、昼休みの大喧嘩を当事者・目撃者の証言を元にみんなで事実を確認して解決策を考えていく。全生研のセオリーともいうべき実践に懐かしさを感じました。
受験生として勉強会をして教え合う実践や家庭学習の方法などもやったなぁと思いながら読んでワクワクする読後感を持ちました。
こういう書き方で実践を表現することに意味があるような気がしました。
同じ「岩波ジュニア新書」に『レギュラーになれないきみへ』元永知宏があります。「ゴールは《いま》じゃない」と高校野球でレギュラーではなかった選手のその後のことを書いています。プロ野球選手になった人もいるし、別の分野で活躍している人もいます。その人たちがレギュラーではなかった自分を語ります。

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