佐藤一斎の詩碑・銘板

岩村城下には佐藤一斎の詩碑・銘板がいたるところにありました。子ども用にわかりやすい言葉で書かれたものがあって興味深く見ました。
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人の本性は同じであるが、各々その気質を異にする。各々気質が異なることを認識することが教育をするということの必要な理由でもある。各々の気質をとらえた上で教え指導することが教育上における理想的な姿である。すなわち個性豊かに育成することが肝要となる。
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過ぎ去ったことの誤りを公開して悔やみ、拘る人はいるが、今、自らが行っていることの誤りや過失を省みて、それを改めようとする人は数少ないものである。物事は過ぎ去るとその是非が良く視えてくるものだ。過去に執着せず、今という物事の渦中にあるときこそ、冷静に謙虚になって省み、是非を問うべきである。
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我々は必ずしも幸福を求めるのではなく、禍いなきことが幸福というものだ。この条の初段以後で、恥辱をうけぬのが名誉であり、若くして死なぬのが長生きであり、飢えずに生きられるのが富むことであるという。人は他と比較して同等とかそれより勝ることを求める。競争社会ではそれが特に顕著である。そのことが人を苦しめ、心の平安を失うことになる。自らの分限を知り、足るをしることが、自らの人生を幸いに愉しく生きることであると自覚すべきである。
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魚介類は、水の中に生かされているので、水が無きように思って、水の実在することを認識できないものである。人が自然の恩恵をうけて生かされているのに、それを当たり前のように思って生活している。特に空気の存在を考える時、その認識がないことが多い。人の愚かさを説く。大自然の中に存在しながら、自然の理=天理に目覚めずにいる人の何と多いことであろう。
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一張りの提灯をさげて夜の道を行けば、何も闇を憂い怖がることはない。己の歩く足下を照らす一燈を頼りとして行けばよい。その一燈とは障碍学ぶことによって自得できる真理(道理)でありそれこそが己の頼れる「よるべ」(拠り所)である。どんな社旗の外部条件の中でも時代でも、自信をもって前向きに自らの使命(天命)に生きる勇気がわいてくる。
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若年の時学んでおけば、壮年になって、その学びをもとに、何事か人の為になることができる。壮年の時学んでおけば、老年になっても精気(精神と気力)衰えないで元気である。老年になっても精気をもって学ぶことを続ければ、ますます学びと経験が円熟し、視界は開け、高い見識をもって社会に対処し己の使命(天命)を生きることができるので自ら死してもその名は朽ちることがない。人は生涯、常に真に学ぶことを忘れず、各々の使命に生きること、これこそ無形の財産である。生涯学習の基本であろう。



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