日本人の歴史認識

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中日文化センターの講座「日本人の歴史認識」を受講してきました。講師は吉田 裕・一橋大学特任教授です。『日本軍兵士~アジア・太平洋戦争の現実』(中公新書)の著書など近・現代史で有名な研究者です。吉田 裕さんは「過去の歴史を再現することは出来ない」と言います。「再構成する」のだと言うのです。異なる歴史認識をすりあわせるときに「歴史叙述(事実)の根拠(史料)を公開する必要がある」とします。
日本の伝統的歴史学の50年原則(50年経たなければ歴史研究の対象とはならないという考え方)に反発して近代史研究に取り組んだのは、学徒兵出身者や敗戦後に大学に入り直した旧軍出身者などの若い世代でした。それは、国民の中に軍隊や戦争に対する強い忌避感が形成されたのと並行するような動きだったらしい。
アメリカ軍は日本人捕虜に対する尋問などで天皇への崇敬・忠誠の念が強いことを確認して、占領時の基本方針として①事実だけを述べる、②天皇を批判・攻撃しない(国民だけでなく天皇も軍閥の犠牲者とし天皇・国民と軍部の間にくさびを打ち込む、というものでした。
今日は、占領から講和条約の過程で東京裁判や講和条約に対する歴史認識の概略が話され、来月は具体的な課題を解説してくれるようです。

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