7日間ブックカバーチャレンジ(2)

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5冊目は、『この国の不寛容の果てに』雨宮処凛/編著(大月書店)です。
「相模原事件」が起こった時の衝撃は、植松容疑者の差別的言動が突出したものでなく、彼の妄想(世の中の本音みたいなものを自分が代弁したと思い込んでいる)が存在する余地が世間にあるということでした。その余地を形成するような「生産性」とか「自己責任」いう言葉が政治家の口から出ていることを許してきた《付け》として突きつけられたのではないだろうか、と思ったのです。2冊目の歴史認識とも関わりがあるのです。対談相手が《べてるの家》の向谷地生良であったり、森川すいめいといった魅力的な人たちというので刺激を受けた本でした。

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6冊目は、『永遠』ZARD(幻冬舎)です。
著者がZARDとなっているのですが歌手・坂井泉水ではありません。ZARDというのは坂井泉水を中心としたユニットのことで、坂井泉水は2007年に亡くなっています。私が中学校勤務最後の年度でした。青山斎場で開催された「ZARD/坂井泉水さんを偲ぶ会」に学校を休んで駆けつけました。そういう訳で書いているのはZARDのスタッフだった人たちです。この本の中に、坂井泉水が昭和歌謡が好きだったという記述があり、私がZARDのファンになった理由が分かりました。熊木杏里、浜田真理子などアルバムCDを全て持っている人は何人かいるのですが、シングルも全て持っているのはZARDだけです。

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最後の7冊目は、これから読もうとしている『タイタン』野崎まど(講談社)です。
《憲法九条が改正され、自衛隊に交戦権が与えられた冬》の物語である『彼女の知らない空』で寡作の作家・早瀬 耕を知って、『グリフォンズ・ガーデン』と『プラネタリウムの外側』と続けて読みました。パソコンの中の仮想現実で起こる物語の面白さに引き込まれました。この『タイタン』は、もっと未来の2205年の物語です。至高のAIにより、社会が平和に保たれ、人類は《仕事》から解放され、自由を謳歌していた、という設定です。CBCラジオで書評家の大矢博子さんが読書案内として紹介していて、「仕事とは何か」を問う小説ということに興味を持ちました。大矢さんの紹介本に外れはないので期待感いっぱいです。


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