国民の命より経済

西村康稔経済再生相がBSフジの番組で次のように発言しました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
小池(百合子・東京都)知事は「不要不急の東京からの移動は遠慮していただきたい」と言われているが、国の方針としては県をまたぐ移動は自由にしている。「体調が悪い方は移動は慎んでください」と(政府の)基本的対処方針に示しているので、そういう趣旨でおっしゃったのかなと思っている。東京が(小池)知事の発言で、相当感染が広がっているような印象を地方に与えて、地方もまたちょっと心配になっている。いろんな県の知事からもそんな話もいただいたので、よく調整して、正確な情報を伝えていかないといけないと思っている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そのことを、《モーニングショー》で倉持 仁さん(倉持呼吸科内科院長)が「西村さん(コロナ担当大臣)の昨日の発言は、もはやナンセンス。彼は『症状や熱のある人は外出や県をまたぐ移動は控えてもらう』と言われたが、基本的な感染のメカニズムさえ、わかっていいない。無症状の人が動き回って感染を拡げているというのに。こんな認識の人が対策のトップでは、もう日本政府は国民の命など、どうでもいいから、経済を回すんだと考えているととらえざるをえませんね」と批判しました。
その内、倉持医師も「反日」認定されるのではないでしょうか。
与那嶺潤さん(元・大学准教授)は、ジブリ映画の「もののけ姫」を論じながら新型コロナウイルスに関して日本人だからこそ特に、気をつけなければならないことをあげています。「中国人観光客に依存したインバウンド政策こそが元凶だった。むしろ日本はポストコロナでも国境を閉ざし、グローバリズムと縁を切るべきだ」といった論説は、これから右派系の論壇誌で隆盛を極めるでしょう。しかし、それは本当でしょうか」と。続けて、次のように書いています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私自身も緊急事態宣言下ですでに指摘しましたが、日本人のコロナでの死亡率は(東アジア・東南アジアの多くの国と同様に)欧米と比較して圧倒的に低い。この現象は山中伸弥氏による「ファクターX」の造語で広く知られましたが、同氏はその要因たり得るものの一つに「2020年1月までの、何らかのウイルス感染の影響」を挙げています。
これは交差免疫説(いわゆるSARS-X仮説)を指すものと思われますが、つまりは、国境を開放して多数の中国からの来日者(と彼らが運ぶウィルス)を受け入れていたことが、結果的に、今回のコロナウィルスに対する免疫を事前に獲得することに貢献したという趣旨になります。もし今後それが立証されるなら、エボシの城塞のような「籠城」ではなく、むしろジコ坊が自在に動き回る世界に適応することの方が、防疫上も有効だということになる。
コロナウィルスの流行のような同一の現象を見ても、いかなる考察上の参照軸を持つかで、結論は正反対のものにさえなり得るのです。かような思考の多様性を保つための豊饒な素材を提供してくれるところに、もともとは歴史――自国や他の世界の過去をふり返る営みの意義がありました。日本人は「民度の高さ」で感染拡大を抑えたといった、ある意味では「南京大虐殺はなかった」以上に危険な「歴史修正主義」の蔓延が放置されるいま、史実どおりに過去を復元することの価値は大きく揺らいでいます。しかし、仮にすべてがフィクションと――あえて言えば「フェイク」と化す時代が来てもなお、人類がこれまで辿ってきた軌跡とその教訓は、さまざまな痕跡の形で私たちに訴え続ける。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
《ファクターX》が「中国からの来日者」によるものという説です。そうなると、安倍首相の失政が「日本モデル」を生み出したということになります。「ケガの功名」ですか。ちなみに、断っておきますが与那嶺さんを批判している訳ではありません。与那嶺さんの著書をいくつか読んでいるし、朝日カルチャーの講座も受講して、私が注目している歴史研究者です。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ナイス

この記事へのコメント