映画「フリーダム・ライターズ」

「フリーダム・ライターズ」は、実話を元にしています。
1994年、ロドニー・キング事件を機に起きたロス暴動直後のロサンゼルス郊外にある、ロングビーチのウィルソン高校に赴任してきた英語教師エリン(ヒラリー・スワンク)は、問題が多く、基本的な学習能力さえない生徒たちを担当することになる。しかも、生徒たちの間では人種間の対立が激化し、むなしい争いが繰り広げられていた。エリンは、生きることに希望を見出せない環境に生きている生徒に、一冊のノートを与え、日記を書くことを要求します。書かれた事実に衝撃を受けるエリン。「アンネの日記」を読ませたいと思うエリンに対して、ベテラン教師は「ムダ」という。しかし、ホロコーストを学んだ生徒たちは、アンネを匿った女性をオランダから呼んで話を聞きたいと言い出す。こんな簡単に変わるものなのかという危惧はあるが、事実を元にしているから、そこのところを読み開く必要がある。この映画を観て、「書くこと」の意味を考えた。そして、ベテラン教師が新米教師より優れているわけではないことがよくわかる。すぐに中退すると思われていた生徒たちが、エリンとの2年間が終わった時、3年生の担当になるには経験不足のエリンの授業を希望する。教育委員会で審議された結果を伝えに来たエリンに生徒たちが聞く。「3年生で先生の授業が受けられるようになった?」エリンは顔を横に振る。ガッカリした生徒たちに、エリンは「3年生だけでなく、4年生もよ」と笑って応える。歓声をあげて喜ぶ生徒たち。最後の場面のエリンのこうした切り返しの能力に、優れた教師であることを見ることができた。

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