菅敗(カンパイ)

参議院選挙は、民主党の大敗となった。
この一年の民主党政権に対する評価としては妥当なところだろう。
しかし、自民党が第1党となり、みんなの党が10議席も獲得した
ことで政治の混迷はこれからも続くことになった。
菅首相は何を読み間違えたのだろうか。
先ずは、普天間基地問題である。鳩山内閣が普天間基地問題で
信を失ったのだから、総理大臣になった時点でアメリカに合意見
直しを通告すべきであった。ここにこそ、政権交代の意味があった
のだから、交渉のしきり直しをしていれば支持率が高いまま選挙
戦に突入できたのではないだろうか。
市民運動出身の菅首相だからこそ出来ることだったのに、プロら
しくやろうとして結果的には失敗したと言える。
たった一ヶ月で支持率が急降下したり、テレビ露出の高い議員や
タレント候補が当選する事態に有権者の政治意識は何も変わって
いないことがわかる。
テレビで誰かが言っていたのだけど、「仕事をしている国会議員は
テレビに出ているヒマはない」ということに納得である。
消費税の問題で民主党の支持率が下がったのだろうか。自民党
だって同じことを言っていたのだから違うだろう。それよりも政権交
代の意味への失望感だろう。
しかし、有権者がマニュフェストで選ぶのなら日本共産党や社民
党へ流れても良さそうなものだけど、そうはなっていないのだから
有権者はマニュフェストで選んでいるのではない。
政治が混迷、迷走すればするほど、わかりやすい強力なリーダー
の待望論が出てくる危険性がある。そのことの方が、今回の参議
院選挙の結果として恐いところである。

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