テーマ:読書

『わたしはこう読んだ《橋のない川》』について

沢田さんとは1970年に山科の新聞販売店で半年ほど一緒に働きました。それから50年、「山科会」と名付けたグループの一員として長い付き合いをしてきました。 『わたしはこう読んだ《橋のない川》』を一読した時は、ちょっとガッカリしました。ほとんどが引用という書き方にです。「サワダオサムはこう読んだ」ということに期待感があったからです。沢田さ…
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私の本棚(3月24日)

①「廃城をゆく/ベスト100城」(イカロス出版) ②「夜間中学へようこそ」沢音千尋/山本悦子原作(双葉社) ③「海舟とホイットニー」渋沢輝二郎(TBSブリタニカ) ④「司馬遼太郎を読む」松本健一(新潮文庫) ⑤「司馬遼太郎読本」現代作家研究会(徳間書店) ⑥「インターネットとヘイトスピーチ」第二東京弁護士会人権擁護委員…
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『彼女の知らない空』早瀬 耕(小学館文庫)

書店で見かけた文庫本の帯が気になって読みました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 憲法九条が改正され、自衛隊に交戦権が与えられた冬。空自佐官のぼくは、妻の智恵子と千歳基地の官舎で暮らしている。しかし、智恵子は知らない。ぼくがQ国の無人軍用機を遠隔操縦し、反政府組織を攻撃する任務に就いていることを。ぼ…
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私の本棚(3月16日)

①「野村克也 追悼」(週刊ベースボール増刊) ②「ベースボール4月号/南海ホークス 大阪慕情」             (ベースボール・マガジン社) ③ 「Number999」(文藝春秋社) ④「歴史人4月号/日本史の謎100」(KKベストセラーズ) ⑤ 「ジブリアニメで哲学する」小川仁志(PHP文庫) ⑥ 「線香花…
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「厨 十兵衛」で飲む

松本城にほど近い古い町並みの中に、一軒の小さな居酒屋がある。『久兵衛』という名のその店は、筋肉質のマスターが静かに営む酒と肴の名店だ。店の中は広くはない。細長いカウンターのほかは、テーブルがひとつあるだけで、広すぎず狭すぎず、包丁を握るマスターの目が隅々まで届くだけのほどよい広さに収まっている。木造りを基調とした店は、簡素な構えの中…
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サワダオサム刊行を祝う会

草津で表題の会があり、『わたしはこう読んだ《橋のない川》』について沢田さんの旧友が集まりました。私は50年来の付き合いですが、それよりも古い人もいて興味深い話が聞けました。ところが、本人が胃のポリープ切除のために4日に入院し5日に手術をしたので欠席という変則の「祝う会」でした。沢田さんは「集まりの仲間への手紙」というメッセージを届け…
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おのれの利害

安倍首相による検察庁人事に対する介入問題(黒川検事長の定年延長)について「人事院の研究資料」によると黒川検事長が定年延長しても検事総長になれないことが明らかになりました。 ---------------------------------------------------------------------------- 2 勤…
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歌集「シアンクレール今はなく」川俣水雪

連れ合いが短歌をやっている関係で時々歌集が送られてきます。私はあまり短歌に興味がないので、連れ合いの歌集もまともに読んだことはありません。この「歌集」が高野悦子のことを書いていると聞いてページをパラパラとめくって次のような短歌が印象的でした。他にも《昭和歌謡》や《男はつらいよ》に関係する短歌もあって興味深く読みました。 -----…
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私の本棚(2月25日)

①「わたしはこう読んだ《橋のない川》」サワダオサム(文芸タイムス社) ②「彼女たちの好きな鈴木邦男」編/邦男ガールズ(ハモニカブックス) ③「歴史に向きあう」黒沢文貴(東京大学出版会) ④「歴史学で卒業論文を書くために」村上紀夫(創元社) ⑤「対抗言論」杉田俊介/櫻井信栄(法政大学出版局) ⑥「コンビニ人間」村田沙…
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私の本棚(2月19日)

①「戦後思想の到達点」柄谷行人・見田宗介(NHK出版) ②「高校事変Ⅴ」松岡圭祐(角川文庫) ③「古関裕而 応援歌の神様」長尾 剛(PHP文庫) ④「山本五十六の戦争」保阪正康(毎日新聞出版) ⑤「新・酔いどれ小籐次16/酒合戦」佐伯泰英(文春文庫) ⑥「評伝 石牟礼道子」米本浩二(新潮文庫) ⑦「背中、押してや…
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私の本棚(2月3日)

①「なぜ歴史を学ぶのか」リン・ハント(岩波書店) ②「《あしたのジョー》とその時代」森 彰英(北辰堂出版) ③「マルクス&エンゲルス2」野口美代子/丸川楠美(高文研) ④「だれが日韓《対立》をつくったのか」岡本有佳/加藤圭木(大月書店) ⑤「戦争は女の顔をしていない」小梅けいと(KADOKAWA) ⑥「大本営発表という…
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教育雑誌『生活指導/2・3月号』

特集は《一人ひとりの多様性を認め合う集団づくり》です。夏の全国大会の基調で取り上げられた《当事者性》について書かれています。最近の『生活指導』はつまらないというのが正直な感想でした。定年退職して学校現場から離れて12年が過ぎました。2年前まで大学生を相手に教育実践の一端を語ってきましたが何年か前から実践家としての感覚は過去のものにな…
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私の本棚(1月23日)

①「生活指導/2・3月号」全国生活指導研究協議会(高文研) ②「シナリオ/2015年8月号」(日本シナリオ作家協会) ③「シナリオ/2015年9月号」(日本シナリオ作家協会) ④「新・居眠り磐音/初午祝言」佐伯泰英(文春文庫) ⑤「天国までの49日間」櫻井千姫(スターツ出版文庫) ⑥「特別展 永井荷風と鴎外」(森鴎外記…
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読書『天皇のイングリッシュ』保阪正康(廣済堂新書)

1941年、日本軍が真珠湾攻撃を敢行した時、米議会は反撃の決議をしたのだが、この時たった一人だけクエーカー教徒の女性議員が反対したそうです。クエーカー教は、キリスト教の一派で質素・平等・平和主義をモットーとして国際間のトラブルを《非軍事》の手段で解決することを信念としています。確か、ボクシングのモハメド・アリもクエーカー教徒だったような…
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当事者研究

『この国の不寛容の果てに』(大月書店)の帯の売り文句は「命の選別は《しかたない》のか?」です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「生産性」「自己責任」「迷惑」「一人で死ね」・・・不寛容な言葉に溢れたこの国で、男は19人の障害者を殺した。「障害者は不幸しか作らない」という線引きによって…
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私の本棚(1月8日)

①「みんなの寅さん」佐藤利明(アルファーベータブックス) ②「空と湖水」植松三十里(文藝春秋) ③「朽ちないサクラ」柚月裕子(徳間文庫) ④「善い学びとはなにか」佐藤邦政(新曜社) ⑤「旭とルリ子」中平まみ(展望社)
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蕎麦打ち教室

年末は、《年越し蕎麦》のために蕎麦打ち教室に行くことにしています。名古屋で有名な「紗羅餐」のオーナーの教室です。もう十年近くは年末を中心に通っています。最近は、年に1回ですが以前は3回コースを受講していました。今日は《ニシン蕎麦》を美味しくいただきました。その後は自分で打って、所々を指導してもらったり、手を入れてもらったりするのでい…
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柚月裕子の小説

最近、柚月裕子の小説を読んでいます。最新刊『あしたの君へ』(文春文庫)は、単行本で2016年に出ています。帯の《寄り添う事で、人の人生は変えられるのか》に惹かれて買いました。家庭裁判所調査官補として研修中の望月大地が出会う窃盗罪の少女、親権を争う夫婦の10歳の息子などの真実を描く物語です。その中で指導担当の上司が家裁調査官を務めるう…
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私の本棚(12月23日)

①「勝海舟関係写真集」森重和雄/高山みな子/三澤敏博(出版舎 風狂童子) ②「高校事変Ⅲ」松岡圭祐(角川文庫) ③「悲しみの十七歳」芹沢俊介(東別院ブックレット) ④「親鸞聖人伝絵」(東本願寺出版)) ⑤「仏教は何を教えるのか」宮下晴輝(真宗大谷派名古屋別院) ⑥「読んで覚える歎異抄」(真宗大谷派名古屋別院 ⑦「親鸞…
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『勿忘草の咲く町で』夏川草介

待望の夏川草介作品が出ました。『勿忘草の咲く町で』(角川書店)の副題は《安曇野診療記》で若き研修医と看護師の物語です。上高地の入口にある梓川病院を舞台に高齢者医療の問題を紡いでいく。梓川病院は、郊外にある小病院だが地域は高齢化が進み、郊外には特養や老健といった施設も多いため、近隣から搬送されてくる高齢者の受け皿となっている。 研修…
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私の本棚(12月11日)

①「勿忘草の咲く町で」夏川草介(角川書店) ②「《歴史認識》とは何か」大沼保昭(中公新書) ③「真珠湾までの経緯」石川信吾(中公文庫) ④「論点別 昭和史~戦争への道」井上寿一(講談社現代新書) ⑤「寅さんの人生語録」寅さん倶楽部(PHP文庫) ⑥「あしたの君へ」柚月裕子(文春文庫) ⑦「慈雨」柚月裕子(集英社文庫)…
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私の本棚(12月2日)

①「おでかけ大人旅・11月号/東海の歴史めぐり」(流行発信MOOK) ②「創・12月号」(創出版) ③「野球と人生」野村克也(青春新書) ④「惜櫟荘の四季」佐伯泰英(岩波現代文庫) ⑤「《昭和》という国家」司馬遼太郎(NHK出版)
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『15歳、まだ道の途中』高原史朗(岩波ジュニア新書)

学級通信「道の途中」には、生徒の意見・感想が掲載される。学級始めの時期に級友との紙上交流は納得できる方法です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー それにしても、クラスのみんなの「心配なこと」が書かれた学級通信は壮観だった。僕たちは普段、「心配なこと」なんて話さない。たまーに誰かが言い出しても、上段のようにカ…
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ZARDの魅力

『永遠~君と僕との間に』(幻冬舎)は、ZARDプロジェクトによる坂井泉水を語る本です。坂井泉水が亡くなったのが2007年5月27日でした。当時、私は退職年度で最後のクラスを担当していました。この学校では私のZARD好きは生徒の間では知られていて、体育大会の時の音楽に係の生徒がZARDの楽曲を使ってくれたりしていました。6月末に東京・…
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私の本棚(11月13日)

①「歴史人12月号/坂本龍馬の真実」(KKベストセラーズ) ②「歴史探訪12月号/坂本龍馬と遺刀5振」(ホビージャパン) ③「古地図で紐解く!城下町の秘密」(三栄) ④「永遠 君と僕との間に」ZARD(幻冬舎) ⑤「西美濃わが街No401/特集・高須四兄弟」(月刊西美濃わが街) ⑥「西美濃わが街No403/特集・大垣城…
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読書『宝島』真藤順丈

アメリカ海兵隊岩国基地所属の海兵隊機事故の調査報告書に、飛行中に読書をしたり自撮り写真があったり、薬物乱用とぞっとするようなことが指摘されているらしい。最近、読了した第160回直木賞作品の『宝島』真藤順丈(講談社)の中に沖縄返還前の米軍諜報機関の官僚・アーヴィンが海兵隊員について次のように述べる場面がある。 -------------…
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私の本棚(11月6日)

①「レギュラーになれないきみへ」元永知宏(岩波ジュニア新書) ②「15歳、まだ道の途中」高原史朗(岩波ジュニア新書) ③「逆軍の旗」藤沢周平(文春文庫) ④「1969年混沌と狂騒の時代」鹿砦社編集部(鹿砦社) ⑤「昭和の歌100」小西良太郎(幻戯書房) ⑥「人は語り続けるとき、考えていない」河野哲也(岩波書店) ⑦「…
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虐殺を否定するトリック

『トリック』加藤直樹(ころから)は、関東大震災のときに起こった《朝鮮人虐殺》をなかったことにしたい人たちの手口を明らかにした本です。 「虐殺否定論とは認識の誤りではなく、人をだます目的で仕掛けられたトリックなのだ」と書く著者は、虐殺否定論のバイブルともいうべき『関東大震災《朝鮮人虐殺》はなかった』を書いた工藤美代子・加藤康男夫妻のイン…
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特攻隊員の遺言

私が好きなノンフィクション作家の保阪正康さんの著書のエッセンスをまとめた『昭和史の急所』(朝日新書)の中に次のような文章がある。 --------------------------------------------------------------------------- 上原良治は、昭和18年11月に学徒出陣で慶応大学経済…
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私の本棚(10月18日)

①「北の会津士魂」好川之範(歴史春秋社) ②「歴史春秋/第88号」会津史学会(歴史春秋社) ③「会津人群像 /第38号」(歴史春秋社) ④「尾崎豊の歌詞論」見崎 鉄(アルファベータブックス) ⑤「ラストレター」岩井俊二(文春文庫) ⑥「新吉原裏同心抄/まよい道」佐伯泰英(光文社文庫)
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