テーマ:読書

『始まりの木』夏川草介(小学館)

『神様のカルテ』の夏川草介さんが医者ではない新しいキャラクターを登場させました。藤崎千佳は民俗学を学ぶ大学院生です。指導教官は偏屈な民俗学者・古屋神寺郎でフィールドワークと称して全国各地を旅する。青森、京都、長野、高知、東京での5つの物語がある。 『始まりの木』は、長野県伊那谷にある大柊に関わる物語です。古屋神寺郎は、誰もが一目置…
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私の本棚(2月25日)

①「日本の歴史を原点から探る」地方史研究会協議会 / 編(文学通信) ②「SDGs~持続可能な開発目標」蟹江憲史(中公新書) ③「命がけの証言」清水ともみ / 楊海英(WAC) ④「神話の原風景」香川正(幻冬舎) ⑤「ザ・空気3」永井愛(而立書房) ⑥「捕虜収容所」青木陽子(光陽出版社) ⑦「半藤一利の昭和史」(文春…
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私の本棚(2月10日)

①「学問の自由が危ない」佐藤学 編(晶文社) ②「憲法学者の思考法」木村草太(青土社) ③「対話の技法」納富信留(笠間書院) ④「ニュー・アソシェーショニスト宣言」柄谷行人(作品社) ⑤「新・酔いどれ小籐次20 / 三つ巴」佐伯泰英(文春文庫) ⑥「文豪ナビ / 司馬遼太郎」新潮文庫編(新潮文庫) ⑦「増補 仏典をよ…
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美濃高須四兄弟

今日は、NHK文化センターの講座「奥山景布子の幕末維新」を聞いてきました。前にも朝日カルチャーで奥山さんの講演は聞いています。奥山さんは、『葵の残葉』で高須四兄弟のことを書いているので、その本を読んでいる私としては新しい情報はありませんでした。それでも、作家ご本人から直接聞くというのはいいものです。 パワーポイントを使って関係図や年表…
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読書会

今夜は、『人新世の《資本論》』の読書会をオンラインでやりました。同世代の8人が参加しました。 読書会があることを知ったのが数日前だったので、あわてて本を読みました。面白いです。斎藤さんによるとミレニアム世代(1981年~1996年)やその下のZ世代は、資本主義のいい時代を生きていないから次は社会主義だと考えているというのです。アメ…
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人新世の「資本論」

『人新世の《資本論》』斎藤幸平(集英社新書)を読んでいます。斎藤幸平さんは、NHK「100分de名著~資本論」の解説があまりにも面白くて教師仲間で評判になりました。私は、youtube でいくつかの斎藤幸平さんの話を聞いてすっかりファンになりました。『人新世の《資本論》』は信頼している研究者が薦めていたので第三刷を購入していたのですが読…
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『功名が辻』を読む

今日は、ふとしたことから『功名が辻』司馬遼太郎(文春文庫)4巻を一気に読みました。初見ではなく3回目だからこその一気読みでした。司馬遼太郎記念館のアンケートで「司馬作品の好きな登場人物」を書くというのがありました。私としては、坂本竜馬、土方歳三ですがそれは司馬ファンなら当然なので、他にと考えたときに山内一豊の妻・千代の名前が浮かびました…
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私の本棚(2月1日)

①「高瀬庄左衛門御留書」砂原浩太朗(講談社) ②「緑巡回」大島誠一(風媒社) ③「プロ野球怪物伝」野村克也(幻冬舎) ④「すらすら読める風姿花伝」林望(講談社α文庫) ⑤「《全共闘》未完の総括」全共闘 未完の総括編集委員会(世界書院) ⑥「コモンの再生」内田 樹(文藝春秋) ⑦「むかしむかしあるところに、哲学者がやっ…
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大麻と憲法

『騙されない老後』(扶桑社新書)の著者である池田清彦さんは生物学者で私と同じ年齢です。「長生きを目標にすると人生はつまらない。健康診断は受けてもしょうがない」と言って、《健康も安全も何が最善かを決められるのは自分だけです》断言します。そして、次のようにも書いています。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日…
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「コモン」という考え方

『人新世の《資本論》』斎藤幸平(集英社新書)は、「気候変動、コロナ禍・・・。文明崩壊の危機。唯一の解決策は潤沢な脱成長経済だ」とブックカバーに書いています。そして、本の最後のあとがきを《おわりに~歴史を終わらせないために》と題して、「資本主義が引き起こしている問題を、資本主義という根本原因を温存したままで、解決することなどできない。解決…
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私の本棚(1月21日)

①「陰謀の日本近現代史」保阪正康(朝日新書) ②「江戸問答」田中優子 / 松岡正剛(岩波新書) ③「100分de名著 / ブルデュー《ディスタンクシオン》」岸正彦(NHK出版) ④「100分de名著 / カール・マルクス《資本論》」斎藤幸平(NHK出版) ⑤「《読む》って、どんなこと?」高橋源一郎(NHK出版) ⑥「4コマ…
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『ギフト』原田マハ(ポプラ文庫)

「希代のストーリーテラーが日々を生き抜くあなたへ贈る、心温まる20の物語」という宣伝文句にウソはない。一話が4~5ページなので読みやすい。その上、じんわりしたり、ほんわかしたり、心温まる物語なのです。原田マハの作品は37作目です。
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追悼・半藤一利さん

「日本のいちばん長い日」や「ノモンハンの夏」など、昭和史を題材とした作品で知られる作家の半藤一利さんが老衰のために亡くなったというニュースに感慨深いものがあります。90歳でした。ここ数年は、半藤さんの本をよく読んでいます。「昭和史」や「昭和史探索」は大学の講義でもよく使いました。保阪正康さんとの共著「《昭和》を点検する」、「賊軍の昭和史…
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私の本棚(1月11私の本棚(1月11日)

①「保守思想のための39章」西部 邁(中公文庫) ②「日本戦後史論」白井聡・内田樹(朝日文庫) ③「新・時代小説が書きたい!」鈴木輝一郎(河出書房新社) ④「新 居眠り磐音 / 幼なじみ」佐伯泰英(文春文庫) ⑤「幕末暗殺」秋山香乃 / 他6人(中公文庫) ⑥「ギフト」原田マハ(ポプラ文庫) ⑦「騙されない老後」池田…
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今年の映画&読書

2020年は、コロナ禍の一年でした。1月当初は順調に映画館に行っていたのですが、3月以降はちょっと自重したりしたのでレンタルを含めても21本しか見ることができませんでした。少ない中でのベスト5です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ①「スパイの妻」 ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞した映画です。 …
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私の本棚(12月28日)

①「織田一の男、丹羽長秀」佐々木功(光文社) ②「未必のマクベス」早瀬 耕(ハヤカワ文庫) ③「昭和歌謡 CD BOOK」長田暁二(宝島社) ④「皇国史観」片山杜秀(文春新書) ⑤「《徴用工》問題とは何か」波多野澄雄(中公新書) ⑥「十津川警部 / 坂本龍馬と中井庄五郎」西村京太郎(集英社文庫) ⑦「FAKEな日本」…
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宇喜多秀家のこと

今日は、恒例の村井重俊・「週刊朝日」編集委員を講師にしたオンライン講座でした。テーマは、『豊臣家の人びと』の宇喜多秀家でした。村井さんによると、宇喜多秀家について研究している人は大西泰正さん一人ということでした。私は宇喜多秀家がテーマと知ってから、木下昌輝さんの『宇喜多の捨嫁』と『宇喜多の楽土』を読み、大西泰正さんの『宇喜多秀家』も…
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二元論の危険性

ジャーナリストの柳澤秀夫さんは、私も参加している「会津会」の会長です。会津侯の子孫である松平保久・名誉会員は柳澤さんとNHKで同期の同僚でした。柳澤さんは、NHKの「あさイチ」で人気でした。退職後はフリーとなって民放のコメンテーターなどをやっています。その柳澤さんの『記者失格』(朝日新聞出版)は興味深い内容です。 柳沢さんは、危険な戦…
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私の本棚(12月13日)

①「自由への手紙」オードリー・タン(講談社) ②「民主主義とは何か」宇野重規(講談社現代新書) ③「千の夏と夢」鯨庭(リイド社) ④「吉永小百合 私の生き方」NHK制作班(講談社) ⑤「歌は時代とともに」(野ばら社) ⑥「独学文章術」礫川全次(日本実業出版社)
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読書タイム

『JR上野駅公園口』柳美里(河出書房新社)を読みました。 TIME誌の2020年の必読書100冊に選ばれ、全米図書賞翻訳文学部門も受賞した作品ということで、持っていることを思い出して本棚から引っ張り出して読みました。日本の成長期を支えた出稼ぎの男の話である。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 1933年、私…
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私の本棚(12月2日)

①「人新世の《資本論》」斎藤幸平(集英社新書) ②「他者を感じる社会学」好井裕明(ちくまプリマー新書) ③「レイシズムとは何か」梁 英聖(ちくま新書) ④「やばいデジタル~現実が飲み込まれる日」NHKスペシャル取材班(講談社現代新書)⑤「せんせい」重松 清(新潮文庫) ⑥「本能寺の変~431年目の真実」明智憲三郎(文芸社文庫…
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木下昌輝トークショー

各務原中央図書館で開催された「木下昌輝トークショー」を聞いてきました。 テーマは「岐阜の戦国時代を読む」でしたが、聞き手の大矢博子さんが木下さんの作品について紹介しながら歴史小説と史実の関係などを聞き出して興味深いトークショーとなりました。大矢博子さんは、緑区在住の書評家です。CBCラジオで毎週木曜日に「私のホン棚」というコーナー…
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私の本棚(11月18日)

①「奥州二本松藩年表」菅野 与(歴史春秋社) ②「宇喜多の捨て嫁」木下昌輝(文春文庫) ③「新・酔いどれ小籐次19 / 青田波」佐伯泰英(文春文庫) ④「承認をめぐる病」斎藤環(ちくま文庫) ⑤「明治憲法史」坂野潤治(ちくま新書) ⑥「名古屋発半日旅」吉田友和(ワニブックスPLUS新書) ⑦「坂本龍馬と高杉晋作」一坂…
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中山義秀文学賞

今日は、大変な1日でした。私のスマホが行方不明になったのです。久しぶりに小峰城趾を訪れました。その歴史館で落としたようなのです。 「文学賞公開選考会」の終了後、心当たりを探して交番に行ったところ、届けられていました。 白河で開催された「中山義秀文学賞選考会」に初めて参加しました。受賞式は何回か経験しています。 私たちの前で…
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それでも、日本人は「戦争」を選んだ

『歴史を学び、今を考える』(梨の木舎)は、いま話題の加藤陽子さんと内海愛子さんの対談本です。私は内海さんの名前を見て図書館で借りたのですが、対談相手の加藤さんのところを拾い読みしました。加藤さんは『それでも日本人は《戦争》を選んだ』を書いた理由を語っています。その中で、内村鑑三について、 1903年9月に内村鑑三は「殺す者は殺される」…
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私の本棚(10月29日)

①「教養としての歴史問題」前川一郎編(東洋経済新報社) ②「もう一度!近現代史~明治のニッポン」関口宏 / 保阪正康(講談社) ③「戦国史研究 / 75・78号」戦国史研究会(吉川弘文館) ④「江戸の暮らし 衣・食・住」ポケット倶楽部(諏訪書房) ⑤「緊急提言 パンデミック」ユヴァル・ノア・ハラリ(河出書房新社) ⑥「…
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『八本目の槍』今村翔吾(新潮社)

《中山義秀文学賞》の候補作品を読んでいます。『まむし三代記』木下昌輝(朝日新聞出版)と『八本目の槍』今村翔吾(新潮社)を読了しました。2作とも着想の面白さに惹かれました。『まむし三代記』は、斎藤道三を描いたものですが父・法連坊、道三、子・義竜の三代記です。最近の歴史研究の成果に基づいています。 『八本目の槍』は、石田三成に関わりの…
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茨木のり子『りゅうりぇんれんの物語』

『清冽』(後藤正治)を読んで俄然、茨木のり子さんに関心を持ちました。図書館で詩集を何冊か借りて読みました。 茨木のり子さんの詩といえば、「倚りかからず」が有名です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー もはや できあいの思想には倚りかかりたくない もはや できあいの宗教には倚りかかりたくない …
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中山義秀文学賞公開選考会

今年は、近隣の他県には何回か出かけています(彦根、松本、大野、岐阜、白馬、鈴鹿山脈など)が、1月に東京に行ったきりで遠出はしていません。11月に福島県白河で「中山義秀文学賞公開選考会」が開催されるので出かけることにしました。以前に受賞式には参加したことがありますが選考会は初めてです。《公開選考会》なので選考委員がどのような観点で選ぶ…
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私の本棚(10月12日)

①「ハグとナガラ」原田マハ(文春文庫) ②「天国までの49日間~ラストサマー」櫻井千姫(スターツ出版文庫) ③「新吉原裏同心抄3 / 乱 癒えず」佐伯泰英(光文社時代小説文庫) ④「土方歳三と蝦夷共和国」(ダイヤプレス) ⑤「彼女の名前は」チョ・ナムジュ(筑摩書房) ⑥「原田式メンタル教育」原田隆史(日経ビジネス文庫)…
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