沖縄慰霊の日

20年以上前に、読谷村のチビチリガマを知花昌一さんに案内してもらったことがあります。多くの人が集団自決したガマ(自然洞窟)です。同時に案内してもらったシムクガマには1000人ほどが避難していた。ガマの入り口で米兵が投降を呼びかけたのはチビチリガマと同じでした。ところが応答が違ってシムクガマは殆どの人が生き残りました。今朝の朝日新聞「天声人語」が書いています。
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「自決すべきだ」との声も出たが、ある老人の行動が流れを変えた。手ぶらで外へ出て米兵と話をした後、みなを説得した。老人は元ハワイ移民で英語もできた。普段は何かと日本兵にたてつく存在で、「非国民」と言われていたという▲戦時下の日本は死に向かって歩かされるような社会だった。鬼畜である敵を殺し、自らも死ぬことが国民の使命とされた。敗色が濃厚になっても戦争終結を決断できなかったのは、命を軽んじるがゆえだろう。沖縄戦はその縮図である▲移民帰りの人が投降を促した例は、他にもいくつかあったようだ。日本社会が単色に染まるなか、外からのまなざしを失わないことの大切さを思う。きょうは沖縄慰霊の日。
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沖縄には30年ほど前から何回か行きました。世界遺産のグスクもほとんど廻りました。それでも未だ行きたいところはたくさんあります。本島以外は宮古島しか行っていません。摩文仁の平和祈念公園周辺は毎回行っています。『宝島』真藤順丈(講談社)を読んだので特別な慰霊の日になりました。
追悼式で毎年朗読される「平和の詩」はいつも心打たれる言葉で綴られています。今年は、高良朱香音さんの新しい表現力が素晴らしかった。
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あなたが声を上げて泣かなかったあの時 あなたの母はあなたを殺さずに済んだ あなたは生き延びた
あなたが少女に白旗を持たせたあの時 彼女は真っ直(す)ぐに旗を掲げた 
少女は助かった ありがとう
あなたがあの時 あの人を助けてくれたおかげで 私は今 ここにいる
あなたがあの時 前を見続けてくれたおかげで この島は今 ここにある
あなたがあの時 勇気を振り絞って語ってくれたおかげで 私たちは 知った
永遠に解かれることのない戦争の呪いを 決して失われてはいけない平和の尊さを
ありがとう

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